君が居なくたって、世界は回っていく。

わたしというど真ん中にいる中心から、そこから取り囲まれているあんな人やこんな人。

そうじゃない。君じゃない、君じゃないんだよ。君じゃなくて、きみ、君ね、君じゃないのダメなの。

心の中でどんなに叫んだって、涙を堪えてみたって、やっぱり、どうしても、当たり前に、届くはずがなかった。

私のことを誰かが恨んでいる。

私の君の関係を誰かは妬み、恨んでいる。でももう1人は、私のことなんて興味がなくて、誰が好きとか、恋とか愛とかどうでもいいという奴らばかりなんだと思う。

人を妬んだって、恨んだって、自分に返ってくるだけだ。恨んでる時間、性格の悪いブスになるだけだ。私はそれを知っているから、知らんぷりして、自分勝手に別れを告げて、1人で勝手に泣いている。

君が居なくなったってね、ご飯は美味しんだよ。ちゃんと味もするし、美味しさを噛み締めて、明日も生きようって思えるんだよ。

君が居なくなってね、あの曲はいつだって私に寄り添ってくれるんだよ。

君が教えてくれた曲だから、少しだけ悲しくなっちゃうけど、切なさは、多い方が素敵でしょう。

夢や希望を置き去りになんてできないんだ。

セブンティーン、高校生、わたし、きっとまだまだできるんだ。

こんなもんじゃないんだ。

わたしはきっとこんなもんじゃないんだ。

自分を奮い立たせる何かが、ふつふつと心の端っこの隅っこの奥の方で燃えているんだ。

その感覚を、ずっと大事にしていきたい。

君を失ってでも、原動力に変えて、頑張りたいって本気で思っているの。

少し胸が小さくなってきた。

君の愛はちっとも変わらないし、思い出さない日なんて無いよ。

苦しくあれ。切なくあれ。

もっともっと、

苦しめ。

それで、その後の幸せを。