摩訶不思議物語〜フィクションです〜

人は不思議である。

なぜタバコは中毒になるのか?

なぜヒトを好きになるのか?

なぜ二日酔いの次の日には酒を飲みたくなるのか?

人は1人で生まれて 1人で死んでいくのに

なぜ依存したがるのか あなたを憎むほど

このタバコの煙が灰になる時なんてきやしないよ。せめてぼくが生きているうちはね。カラスがお腹を空かせてる。ぼくは眠気を誘っている。思い出したくないことってあるじゃない。君はどこまでもアホなんじゃない?まったくもー。

どこまで私を振り回すつもりなんだろう。

タバコの匂いが消えない。私が歩いたところが目印かのように消えない。寝たフリをすればフリーになれる。私もう自由なんだよ。誰のものでもないの。だからね、孤独ちゃんって言います。よろしく。死にそうです。よろしく。

死にたいのに 例えば 死ねる機会ができたとする。あ、最近でいえば台風。自然災害で死ぬなんて、なんて虚しき命の解散でしょうか。パッと咲いて散ってゆく花火。綺麗事に聞こえますか?そのくらい命は美しくて儚いのよ。きっと。きっとね。

まだわからないの。様々なことが。わからないことだらけだから、わからないままにするのも嫌で、この日記を書いているの。わかるでしょう?君ならわかる?ねえ、あなたならわかる?ねえ、ママならわかる?ねえ、パパなら、わかる?みんな、どんな生き方をしてここまできたの?同じ令和に生きて、昭和は死んだ。平成は残骸が残ってる。私はこれからの時代をどう切り開いていくの?わたしには時代を背負えるようなポテンシャルがないよ。魅力が魔力に変われ。はよ。変われ。きっと私はここで留まっていてはいけない。わかってる。そんなのとうの昔からわかっているつもりだった。なのに頑張れない自分が1番嫌いだよ。誰かにすがる。男にすがる。ちゅってしてギュってして甘い言葉かけて貰えば、私なんて、ヒトなんて、地球なんて、休みなく廻ってるくらいの馬鹿、なんだから、甘えてしまうに決まってる。そんなの本能だからしかたがない。

長い間、性欲について考えた。

どうか、君を好きだったあの気持ちが、あの涙が、星屑が、性欲と言う二文字で片づけられませんように。朝方4時。どこかで赤ちゃんの産声。どこかで住人の泣き声。今ここで、私がここにいることがバレても、これが私だよって。言えるようになりたい。誰も知らないんだよ。こんな私はね。またすがるよ。だって、ひとりはこわいよ。独りでどうせ死ぬよ。それだったら、生きてるうちは、あなたの隣に居させて。それが、本能。